弱者の戦略と強者の戦略、あなたはどちら向き?
自分の立場を見極め、確実に競争に勝て!
ランチェスターの法則は、1916年にイギリスの航空機エンジニアであるフレデリック・ランチェスター氏が発表した2つの法則です。
これは以下の2つの法則から成ります。
- ①一騎討ちの法則【戦闘力=武器の性能×兵力数】
個人対個人の接近戦の場合、戦闘力を上げるためには、兵器の性能と兵力数の双方が重要である。 - ②集中効果の法則【戦闘力=武器の性能×兵力数の2乗】
大砲や航空機などを使った大規模で遠隔的な戦いを行う場合、武器の性能を上げることよりも、兵力数を増やすことのほうが重要である。
②の場合、兵力数が2倍になれば、戦闘力は4倍になります。
これらの法則は、後に市場戦略を練る際に応用されるようになりました。
①の法則は別名『弱者の戦略』とも呼ばれ、主に中小企業向けの戦略です。
小さな会社が一般的な方法で大企業と競争しても、勝ち目はありません。
なので中小企業は、大企業がやらないことを敢えてやる必要があります。
反対に②の法則は『強者の戦略』と呼ばれる大企業向けの市場戦略です。
大きな資金力を持つ大企業なら、安価な製品を大量に生産し、市場を制圧すすることが出来ます。
ランチェスター氏が亡くなって70年以上が過ぎましたが、その法則は世界中のビジネスで活かされています。
参照
Fight the power: Lanchester’s laws of combat in human evolution