IQテストは子ども専用のものだった!そもそもIQとは?

IQテストはもともと子ども専用だった

天才少年・少女や科学者などの頭の良い人が話題にのぼる際、『IQ 180』などといった言葉が使われます。

IQは英語の『Intelligence Quotient』の略で、 日本語で は「知能指数」と訳されます。

知能の優秀さを測る数字だと思われているIQですが、実は、本来は子供の精神年齢を測る指数でした。

IQの検査方法を最初に考え出したのは、フランス生まれの心理学者アルフレッド・ビネーですが、その方法とは、年齢別につくったテスト問題を子供に解かせ、何歳用の問題まで解けたかを調べるというものでした。

9歳用の問題まで解けた子どもは精神年齢が9歳、10歳用の問題まで解ければ精神年齢が10歳、10歳用の問題を半分だけ解ければ精神年齢は9.5歳というように、まず精神年を調べます。

その精神年齢を実年齢で割った数字がIQの正体です。

つまり、IQの高い子どもは知能の発達速度が速いということになります。

しかし、早く大人になったからといって、成長後の知能が優秀かどうかはわかりません。

IQは、大人の知能の程度を測るものではなかったのです。

これが、知能を測る指数として大人にも適用されるようになったのは、戦争がきっかけでした。

第一次世界大戦中、米軍が入隊する若者をテストするとき、項目の1つとしてIQを調べたことに端を発するといいます。

以来、 IQは、子供の精神年齢をはかる数字から、知能の程度をあらわす数字へと変わったのです。

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