十字架にはりつけにされ鞭で打たれるフィリピンのイベント

フィリピンでは聖週間に人をはりつけにする

フィリピンはアジア最大のキリスト教国です。

フィリピンの教徒たちには聖週間という風習があります。

これは、イエス・キリストがエルサレムに入城してから処刑されるまでの1週間を指します。

この期間中、キリストの功績を称えるため、さまざまな催しが世界各地で行われますが、 フィリピンでは十字架に人をはりつけにするイベントが行われるのです。

それが、イエス処刑を再現した十字架劇です。

十字架劇では、キリスト役の参加者は本当に十字架を担ぎ、イバラの冠を被って町中を練り歩きます。

その後からは何十人もの苦行者が列を連ねて付いていき、背中に鞭を打たれて血を流しながら、主が受けたであろう痛みと苦しみをその身に刻みつけていきます。

そして、所定の場所まで十字架を運び終えると、本当に釘を掌に刺して十字架に固定してしまいます。

十字架にかけられる人間は、 基本的に地元の志願者の中から厳選されますが、かつては外国人教徒からの志願が殺到していた時期もあったそうです。

セクシー男優の日本人が参加し、あろうことか行事の一部始終をアダルトビデオに収録するという事態が起きました。

これに対してフィリピン人が激怒するという事態も起き、現在は外国人の参加が禁止されている。

参考 Overview: Holy Week traditions in the Philippines

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