日本は今も海外に基地を持っている。
日本海にミサイルを撃ち続ける北朝鮮
北朝鮮は朝鮮半島にある国で、韓国の真北に位置します。
年々軍備を強化しており、 演習と称して日本海にミサイルが発射することもあります。
アメリカや日本ではかなり危険なイメージがある国ですが、国内はとても質素で、貧しい地域も多数あります。
にも関わらず、ミサイルや軍の強化に注力するのはなぜなのでしょうか。
ミサイル発射はアメリカへの脅し
実は北朝鮮が放つミサイルは、アメリカへのアピールなのです。
北朝鮮はミサイルを強くすることで自分たちを危険な国だと思わせ、 アメリカを交渉の場に引き出そうとします。
そうしてアメリカから経済支援を受けることができれば、国内の食糧不足や貧困を解決できるからです。
また、アメリカと仲が良い日本に威嚇をする目的もあります。
もちろんミサイルには注意しなければなりませんが、必要以上に怯えることはなさそうです。
アメリカは北朝鮮の立ち回りを有効活用したい
これからアメリカが北朝鮮に経済支援を行う可能性は十分にあります。
北朝鮮はアメリカ最大のライバルである中国の隣りにあるため、もし味方にできれば、中国の動きをより近くで封じることができるのです。
北朝鮮も上手に地政学的事情を利用していると言えます。
世界で最も暑い国に基地を持つ日本
日本もアフリカのジブチ共和国という国に基地を持っています。
ジブチの面積は日本の四国より少し大きい程度で、世界で最も暑い国といわれています。
2011年より、日本から派遣されたDAPEという航空隊と、DGPEという海上自衛隊のチームが400人ほど駐在しています。
海外に基地を置く一番の理由は、海賊対策です。
海賊といってもマンガや映画のそれとは違います。
小さい船に乗り、ライフル銃を持って他国の船を襲い、 金品を奪ったり人質をとって身代金を要求したりしています。
こうした事件に対処するため、自衛隊が現地で日本の船を守っているのです。
アデン湾という地点から日本の船が石油などを運びます。
ジブチという国はこのアデン湾の入り口に位置するため、ここに自衛隊を置くことで日本のシーレーン全体を警備できるのです。
ソマリア人が海賊になった理由は内戦と貧困
ソマリア連邦共和国という国についても触れておきます。
ソマリアでは海賊になる人が多数います。
この国はジブチの南に位置し、海に面しているため漁業が盛んでしたが、内戦をきっかけに荒れ果て、貧困国と言われるようになってしまいました。
それでも生きていくため、漁に使う船で海賊行為を始める国民が絶えないようです。
参考 DGPE・DAPEの交代