冊封体制とは?その意味をわかりやすく1分で解説!
冊封体制とは?その意味をわかりやすく1分で解説!
昔の中国には独特の外交関係がありました。
近隣の国が中国の家来の国になり、毎年貢ぎ物を捧げる代わりに、外敵から攻撃されたときは中国に守ってもらうという関係です。
これを冊封体制(さくほうたいせい)と呼びます。
当時の日本も、邪馬台国の女王、卑弥呼や倭の五王が中国に対し冊封体制をとっていたという記録が残っているそうです。
しかし、隋が誕生した頃の日本は、昔のような冊封体制をとりたくありませんでした。
朝鮮半島南部の利権を巡り争っていた百済や新羅との関係を意識していたからです。
朝鮮半島の国々は、すでに隋の冊封体制に入っていました。
冊封体制をとらないことで日本が独立国だと認められれば、朝鮮半島の国々に対し優位に立てると考えたのです。
参照
聖徳宗総本山 法隆寺
藤ノ木古墳 | 奈良県歴史文化資源データベース
近つ飛鳥博物館