生理が来る前にカミソリで女性器を切られる?女子割礼とは
アフリカの少女に行われている女子割礼
実の母親にテントへ連れて行かれた娘が押さえつけられ、 性器の先をカミソリで削ぎ落される
この目を覆いたくなる風習が、アフリカや中東の一部で行われている 女子割礼です。
手術の方法は地域によって異なりますが、最も多いのはクリトリスと外陰部、もしくは生殖器全体を除去する方法です。
イスラム圏で重視される慣習では、生後8日目で女子割礼を行うことが望ましいとされています。
明確な決まりはありませんが、少なくとも生理がくる前に行われるといいます。
その歴史は古く、2000年以上前から存在したとされますが、目的はよくわかっていません。
聖書にもコーランにも、女性に割礼を命じる文面はないのです。
これを文化だとして擁護する意見もありますが、問題は、それを本当に女性たちが望んでいるかでしょう。
なぜ女性たちは割礼を受けるのでしょうか。
それは、割礼を受けていない女性は欠陥品、または売春婦の烙印を押され結婚できないかからです。
しかし、そのずさんな手術のために感染症や不妊、死産など、健康状態に大きな影響が出てしまい、社会生活が普通にできなくなるケースも多いといいます。
そのため、アフリカ各国でも法律で禁止する国が増えてきていますが、いまだアフリカ北部から中部にかけては、女子割礼の慣習は根強く残っています。
参考 Female genital mutilation