ギャンブルが損だと言える理由を簡単に説明しておきます。

なぜギャンブルは損だと言えるのか? 大数の法則とは

コインを投げて表が出る確率は、2分の1です。

しかし、2回投げても必ず1回表が出るわけではありません。

2回とも表の場合もあれば裏の場合もあります。

コインを投げた回数が少なければ少ないほど、期待値とはかけ離れた結果になります。

反対に、投げる回数が増えるにしたがって、表か裏が出た確率はそれぞれ2分の1という期待値に近づいていきます。

このように、サンプルとなる回数が増えれば増えるほど統計的確率が理論的確率に近づいていくことを大数の法則と呼びます。

もちろん、これはコイントスやサイコロに限ったことではありません。

例えば、あなたが何かにチャレンジしてなかなか結果が出なくとも、施行回数が増えれば増えるほど、結果は必ず理論的な程度に近づいていきます。

やればやるほど予想通りの結果になり、やらなければやらないほど予想外の結果になる、ということです。

もちろん、ある程度の予備知識や情報を確保している場合に限りますが『やる前から結果はある程度決まっている』とも言えるでしょう。

この理屈で言えば、例えば公営ギャンブルのようなものは結果的には儲かりません。

長期的に見て、もし店側ではなく顧客側が儲かるのならば、そもそもそのような業界は成立していないはずです。

もしあなたがギャンブルで儲かっているならば、これから何らかのかたちで損をし始めるはずなので、今のうちに辞めておきましょう。

理論的に不利なことは、例え統計的に有利だったとしても、長期化することで不利益に傾いていきます。

参照
Law of Large Numbers – Corporate Finance Institute
Laws of Large Number – an overview | ScienceDirect Topics

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