念じると本当に動き出す!その理由とは?

思考は現実化する?

思考は現実化する、と最初に誰が言ったのか判りませんが、ここでその一例を紹介します。

あなたは今、五円玉の穴に糸を通し、指で吊り下げているとします。

この五円玉を、手を一切動かさず、念力で動かしてみるとします。

すると、どうなると思いますか?

なんと、五円玉はゆっくりと左右に揺れ始めるでしょう。

そう、どんなことも強くそれを念じれば、叶うのです。

というのは冗談で、今回お話するのは観念運動という興味深い人の習性についてです。

先程、冗談と言いましたが、五円玉が動き出すのは本当です。

では、なぜ、五円玉だけがひとりでに動き出すのでしょう。

実は、人は念じると、本人も気づかないうちに体をうごかすようになるのです。

ここでポイントとなるのは、本人は本当に動かしている自覚がないということです。

この逆も成立します。

人は足し算をするとき、視線を右にやる傾向があります。

そして引き算のときは、視界の左側に意識がいきます。

これには様々な説がありますが、小学生のときの数直線を使った計算の記憶が残っているためだと言われています。

このように、人の心と体は、本人が自覚しないほど綿密に連動しているのです。

これを行動経済学では観念運動と呼びます。

参照
What is the ideomotor effect and how does it work?

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