迷うのは選択肢が多すぎるから?目からウロコの心理学!

選択肢はたくさんあればいいというものではない?

食料品売り場のジャムのコーナーを想像してください。

6種類のジャムを売るコーナーと、24種類のジャムを売るコーナーがあるとします。

この場合、6種類のジャムを売るコーナーのほうが数倍も売り上げる傾向にあります。

一見、種類が多いほうが人気が出そうに思えませんか。

脳は同時にそれほどたくさんの情報を処理できません。

ある一定の量を越えると、うまく選べなくなるのです。

たくさんの種類が売られている方が、人目を引くぶんには優れています。

しかし、実際に商品を買ってもらおうとすると、せいぜい数種類の中から選んでもらうのがベストなのです。

さらに、選択肢が多すぎないほうが、購入後の満足感も高くなります。

例えば、『ピザが食べたい!』と思ったときに、あなたはファミレスに行きますか。

おそらく、ピザ屋さんに行くはずです。

これと似たような心理は、さまざまなシチュエーションで現れます。

小学生の頃の、夏休みの自由研究の宿題を思い出してください。

何をやるか、なかなか決められなかったことはありませんか。

算数の問題集にはすぐに手が付けられるのに、自由研究はなかなか始められません。

自由、つまり『選択肢が多すぎる』というのも、考えものなのです。

この通称ジャムの法則と呼ばれる心理を、行動経済学では選択肢過多効果と呼びます。

参照
The Choice Overload Effect: Why simplicity is the key to perfecting your experience - Medium
Choice overload | BehavioralEconomics.com | The BE Hub

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