あなたがわかってもらえないのは、あなたがわかっていないから!

こんなに頑張ってるのに、なんでみんなわからないの!?

人は、周りの人に対する理解度を、周りの人の自分に対する理解度よりも高いと思いがちです。

さらに面白いことに、人は、自分自身の自分に対する理解度は、周りの人の当人に対する理解度よりも高いと思い込みます。

まとめると、『自分のことも他人のことも、自分の方が他人よりもよくわかっている』というふうにみんなが考えているということです。

なんだか微笑ましいですね。

この現象を行動経済学では非対称な洞察の錯覚と呼びます。

なぜ、このような勘違いが起こるのでしょうか?

人は、自分がよく知らないものの潜在能力や重要性を軽視する傾向があります。

自分の気持ちや考えは、当然自分がよくわかっています。

ところが、他人の脳内のことはわかりません。

見えないものは軽んじる、それが人間というものです。

家庭内の親子関係、パートナーとの恋愛関係、職場の上下関係などなど、世界中ですれ違いが絶えないのも頷けますね。

参照
The Illusion of Asymmetric Insight – You Are Not So Smart

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