得をする嬉しさよりも、損をする悲しさのほうが感情的に大きい
ほとんどの人が選ぶのは、①とB
2つの質問の両方に共通するのは、『1,000万円の損得』です。
前半の質問では、どちらを選んでも『1,000万円の得』という期待値は変わりません。
後半は、逆に『1,000万円の損』ですね。
ではなぜ、同じ期待値なのにこれほど回答に偏りが生まれるのでしょうか?
人は旨い話には確実さを求め、損をしそうなときは賭けに出る傾向にあります。
人は得をする嬉しさよりも、損をする悲しさのほうが感情的に大きいからです。
このような法則を行動経済学ではプロスペクト理論と呼びます。
物事のリスクとリターンは必ずセットで存在します。
リスクを避け、リターンだけを受け取るわけにはなかないかないものです。
そこで、自分の感情の面倒をみることがキーとなります。
もし『損をしても嬉しい、得をしても嬉しい』という価値観の人がいたとしたら、どうでしょうか?
その人はきっと、どんどん新しいことに挑戦して、やがて大きな結果を出すと思いませんか?
感情を無理に殺すのではなく、一度認めた上で振り回されないようにして選択をすることが、幸せを掴む秘訣なのかも知れません。
参照
Prospect Theory Definition - Investopedia
Prospect theory | BehavioralEconomics.com | The BE Hu
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