安楽死をするためにスイスへ行く人が増加
増加するスイスへの自殺ツーリズム
スイスと言えば、アルプスの名峰や雄大な氷河など、美しい自然が豊富です。
しかし近年では、そうした自然だけでなく、安楽死を求めてスイスを訪れる人も増えています。
現在、日本で安楽死は認められていませんが、 オランダやベルギーなどいくつかの国ではすでに合法化されています。
中でもスイスは、唯一外国人にも安楽死を認めているのです。
患者はどのような方法で死を迎えるのでしょうか?
その方法はいたってシンプルで、コップや点滴などに入れられた薬物を患者自らが体内に注入する「自殺幇助」の方法が採られています。
この医療サービスを受けるため、2008年からの5年間で、 末期がんなどを患ったドイツ人やイギリス人など600人以上がスイスに渡り、 安楽死を迎えています。
賛否両論はあるものの、近年では「自殺ツーリズム」という言葉が生まれるほど、その注目度は高くなっています。
気になるのは料金ですが、スイスにある外国人の安楽死を支援する団体を通じれば、旅費や診断書、遺体輸送費などを含めて、おおよそ150万円から200万円になるといいます。
なお、安楽死を望む理由などを英語やドイツ語で説明できれば、日本人でも申し込みは可能です。
参考 Switzerland