
楽しいから笑うのではなく笑うから楽しくなる。←惜しい
『楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる』というのはまだまだ甘い
人は辛い時には表情も暗くなります。
嬉しいときには自然と笑顔になるものです。
そしてこのように聞いたことがありませんか?
『嬉しいから笑うのではなく、笑うから嬉しくなってくるのだ』と。
これは行動経済学でいう自己知覚というもので、たしかに人の脳はそのように出来ています。
しかし、自らの精神状態を決定づける要因として表情よりも重要なものがあります。
姿勢です。
笑うから楽しくなる、というのは覚えておいたほうが良い事実です。
しかし、背中を丸めて肩を落としたまま無理に笑ってもその効果は半減します。
なのでつらいときは笑うだけでなく、姿勢を伸ばして嘘でもいいので元気よく行動しましょう。
電車に揺られながら暗い顔で『今日もしんどいな…』と考えながら溜め息をついていませんか?
かといって無理に一人でニコニコ笑っていても怪しまれますし、恥ずかしいですよね。
ならば背筋をピンと伸ばし、口角を上げ、駅のホームを颯爽と歩きましょう。
心ではどんなに辛いと感じていても、感情は姿勢に引っ張られるからです。
感情は表情よりも姿勢による影響を強く受けます。
無理のない範囲で、気を付けたいですね。
参照
self-perception – APA Dictionary of Psychology