ハイチはどんな国?現在の人口や抱える問題をわかりやすく解説!

ハイチ
  • 面積
    約2.78万km2
  • 首都
    ポルトープランス
  • 人口
    約1050万人
  • 通貨
    グルド(HTG)
  • 国土
    平地は少なく、熱帯雨林気候
  • 住民
    アフリカ系黒人が9割
  • 宗教
    キリスト教、アフリカ伝統宗教とキリスト教が合体したブードゥー教
  • 言語
    公用語はフランス語、クレオール語

インド諸島に位置するこの国は、支配国であるフランスの国力が低下した隙を狙い、ブードゥー教の司祭を中心とした黒人奴隷が蜂起して1804年に独立を勝ち取りました。

世界初の黒人による共和制国家でした。

反乱軍を率いたデサリーヌは皇帝として即位、ラテンアメリカ初の独立国としてハイチ帝国をつくり上げ、今日もハイチ建国の父として敬愛されています。

また、この独立は周辺の国々を刺激し、アメリカ諸国の独立の機運が高まるきっかけとなりました。

しかし帝国の承認は難航し、フランスに多額の賠償金を払うことで独立の承認を得ました。

その後共和国となるも内紛が勃発、アメリカによる実質支配が20年近く続きます。

アメリカ撤退後も独裁政治、クーデターが続き政情は落ち着かず、さらに2010年にはハイチ地震で甚大な被害を負いました。

国力は低下し、現在も『西半球で最も貧しい国』と呼ばれることがあります。


・参考
Jean-Jacques Dessalines (1758-1806) • - Blackpast
Haiti earthquake: Facts, FAQs, and how to help | World Vision
End of Empire? A View from Haiti | NACLA

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