弱酸性の洗顔料が「肌にやさしい」はウソ!

弱酸性の洗顔料や石鹸は肌にやさしくない

健康な肌は弱酸性であるため、洗顔剤も同じ弱酸性がいいと考えられがちです。

しかし、この考え方には大きな落とし穴があります。

アルカリ性は刺激が強くて肌に悪い、という印象をもたれがちですが、美肌に効果があるとされる温泉の多くは微アルカリです。

アトピーにいいといわれている海水も微アルカリ性であり、アルカリ性洗顔剤は古い角質が取れやすくなり、新陳代謝を良くする働きがあるともいわれています。

そもそも、人間の肌には弱アルカリ性の洗顔料で洗っても、しばらくすれば弱酸性に戻る力があります。

ただ、敏感肌やアトピー肌の人は、弱酸性に戻るのに時間がかかる可能性があります。

これが、「アルカリ性は刺激が強い」と嫌われ、「弱酸性が肌にやさしい」と思われる一因でしょう。

しかし、消費者の「弱酸性は優しい」というイメージを利用し、メーカーはさまざまな合成物質を入れて調整します。

例えば普通の石鹸は、弱アルカリ性が原料の大部分を占めます。

しかしこれを弱酸性にするために、地肌を傷つける合成界面活性剤が入れられているのです。

こうして全く肌にやさしくない商品が量産されてしまうのです。

参考 About Skin | Skin's pH Eucerin

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