なぜ勉強の前に部屋の片づけをしたくなるのか、完璧な解説が実現!!
ついつい、やってしまいますよね?
何のことを言っているか、もうわかった人もいるかも知れませんね。
勉強を始める前に部屋の掃除をしたくなる心理は、誰にでもあります。
こういった心理現象は、学生に限らず、大人になってからも同様に発生します。
- 筋トレを始める前にプロテインを買いに行く。
- 怪我をしていることを隠して試合に出る。
これらは、本題とは関係のないことを敢えてやって、うまくいかなかったときの自分に保険をかけておく行為と言えます。
そして、結果が出た後で、全てを明かすのです。
もし望む結果が出なければ、
- プロテインは一回飲んだだけ、実際に本気で筋トレしようとしたわけじゃない…
- 実は怪我をしていたが、迷惑をかけたくなくて隠していました…
と答えておけばなんとなく良い言い訳になる気がします。
逆に結果が良ければ、
- トレーニングもプロテインもどちらも継続することが大事。
- 怪我をしていたが、なんとか勝てて良かった。
というふうに言っておけば格好が良いです。
テストの前に掃除をしてしまうのも同様です。
テストの結果が悪ければ、『本気で頑張らなかったから』と言い訳ができ、結果が良ければ『ちゃんと環境を整えてやることが大切』などと言っておけば格好良いじゃないですか。
こうした保険がけを無意識にしてしまう心理を、行動経済学ではセルフハンディキャッピングと呼びます。
言うまでもありませんが、これは現代人にとってあまり賢い習性とは言えません。
失敗しても殺されるわけでもない勉学や仕事に、このような保険がけは必要ありませんから。
セルフ・ハンディキャッピングは使わず、素直に実行する!と心に決めましょう。
部屋の掃除は、テストが終わってからにした方が良くないですか?
参照
Self-Handicapping - IResearchNet
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