仁徳天皇の在位期間の謎!歴代最長の天皇は?
第16代天皇、仁徳(にんとく)天皇の在位期間には、さまざまな説があります。
- 87年間も天皇の地位にあった(日本書紀)
- 143歳で崩御
- 83歳で崩御(古事記)
※崩御とは天皇・皇后・皇太后・太皇太后が死ぬこと
およそ信じられない説までもが、まことしやかに語られています。
まず最も在位が長かったのは、第6代、孝安天皇の102年です。
次いで長いのが第11代、垂仁天皇の99年です。
しかし、彼らは神話時代の人物であり、これらはあまり信憑性のある数字ではありません。
こうした疑問を取り払って考えると、最も在位期間が長かったのは昭和天皇の64年なのです。
そして明治天皇の46年、光格天皇(江戸時代)の39年と続きます。
逆に最も短かったのは、仲恭天皇(鎌倉時代)の80日です。
仲恭天皇は鎌倉幕府に反乱を起こした後鳥羽上皇と共に罪に問われ、すぐに退位させられました。
ついでに最高齢と最年少の即位についても紹介しておきます。
第12代の景行天皇(ヤマトタケルの父)の84歳が歴代最高齢です。
しかし、彼も神話時代の人物であり、性格な数値として疑問視する声も多いです。
彼を除くとなると、最高齢は光仁天皇の62歳です。
歴代最年少即した天皇は二人おり、なんとその年齢は2歳です。
六条天皇と四条天皇です。
平安時代末期に即位した六条天皇は、父の二条天皇が病弱だったため2歳での即位となりました。
鎌倉時代に即位した四条天皇も当時2歳でしたが、若干12歳で事故により崩御しました。
ちなみに最長寿の天皇は昭和天皇の87歳で、後水尾(ごみずのお)天皇(江戸時代)の85歳、陽成天皇(平安時代)の82歳と続きます。
参照 仁徳天皇陵古墳 | 観光スポット・体験 | OSAKA-INFO 仁徳天皇陵古墳|スポット|堺観光ガイド