危険な合成着色料がペットフードに使われるアメリカ

病気を引き起こしかねないペットフードの安全基準

ペットを飼っている人なら、誰もがその健康を願うでしょう。

健康を維持するには毎日の食事が重要なのは言うまでもありませんが、店頭に並ぶペットフードの中には、とんでもない粗悪品も存在します。

例えば、コスト削減のため肉の含有量を減らし、小麦やトウモロコシなどでかさ増しした商品があります。

本来、肉食の犬や猫にとって、これらの原料はアレルギーや虫歯の原因となる可能性があります。

また、商品に「畜産副産物」などの表示があれば、これも注意が必要です。

畜産副産物とは一言で言えば「肉の余りもの」で、家畜の頭や骨、血液、内臓などを指します。

その中には糞や尿が混ざっている可能性もあり、そこに潜む病原菌から重篤な病気を引き起こす可能性もあるといいます。

さすがにこれではまずいということで、日本では2009年に「ペットフード安全法」が施行され、枯れ葉剤のDDTやカドミウムなどの有害物質の使用には上限規制が設けられました。

しかし、これで安全性が確立されたとは言い難く、甲状腺に異常をきたすおそれのある「赤色2号」や「赤色102号」 など、アメリカでは食品への使用が禁じられている合成着色料が、現在でも使われ続けています。

ペットの健康を考えるなら、飼い主は値段だけでなく成分表示もしっかり確認しなければいけません。

参考 Pet Food Safety

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