人の体内時計は1日25時間!休み明けのダルさはそのせい?

1日は24時間なのに、人間の体内時計は25時間

ある時計がなくても、動物は体内時計によって食事や睡眠などの活動を定期的に行っています。

人間も例外ではなく、時計や窓もない、何の音も聞こえない部屋で生活しても、ほぼ正確な体内時計がきちんと作動し、一定の周期で生活に必要な活動を行えることがわかっています。

しかし不思議なことに、体内時計の1日の生活パターンは、およそ25時間になるといいます。

これはある実験から導き出されたもので、被験者の腹時計をもとに食事をとらせたり、眠くなったときに寝る生活を約1ヶ月間行って得られた周期から算出されたものだそうです。

つまり、前述の生活を続けていくと、1日1時間ずつズレていき、12日後には昼夜が逆転してしまうのです。

ところが人間は、「時」を説明しようとしたとき、当時は十二進法が一般的だったので、昼間を12分割して単位を決めました。

そして便宜上、1日を24時間にすることにしましま。

ここで、体内時計と時計の時間の間には1時間の誤差が生じるようになりました。

この現象は、休口の寝坊にも影響しているといいます。

目覚まし時計を止め、好きな時間に起きようとすると、起床時間はたいてい普段よりも遅くなります。

長期休暇ともなれば、体は体内時計のリズム(1日=25時間)に慣れてしまうため、だんだん時計の時間との誤差が大きくなります。

休暇明けに体がだるく感じるのはそのためであり、怠け癖がついたせいとは限らないのです。

参考 Sleep Drive and Your Body Clock - Sleep Foundation

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