麻酔はなぜ効くのか、あまり解明されていない?驚きの真実

全身麻酔の仕組みは解明されていない

手術の際、患者が感じる痛みを和らげるために用いられる麻酔。

実は、ガスや液体から揮発した気体を吸うタイプの麻酔(吸入麻酔法)は、なぜ効くのか未だに解明されていません。

特に科学的な根拠もなく、医師たちの経験の積み重ねに基づき使い続けられてきたのです。

具体的に体のどの部位が麻酔のターゲットとなり、作用が起きているのか、 すべて判明はしていません。

体や神経の一部分を麻痺させる局部麻酔や静脈注射による全身麻酔は、科学的な仕組みは解明されていますが、麻酔の効き目は個人差が大きく、実際にかけてみないと効能がわからないというのが現状です。

さらに手術中に患者が麻酔から覚めてしまうことも、ごくまれに起こるといいます。

そうした事態に適切に対処できるよう、医師や看護師は手術中は常に脳波や心電図などを計測し、少しでも患者に異常が見られた場合、薬剤の種類を変えたり、量を増やしたりしています。

参照 Anesthesia

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