悲惨すぎる!拷問で無理に罪を認めさせた冤罪事件

現在でも行われている拷問まがいの取調べ

拷問で罪を認めさせるなど、現代ではあってはなりません。

しかし、過去に起きた拷問による冤罪事件は少なくありません。

世界的に有名なのが袴田(はかまた)事件です。

1966年、静岡県清水市(現静岡市清水区)で発生した強盗殺人放火事件の容疑者として、袴田氏は逮捕されました。

この事件の取調べで袴田氏は「殺しても病気で死んだと報告すればそれまでだ」と殴る蹴るなどの暴力を受け、さらには取調室で糞尿の垂れ流しをさせられるなど、自白を強要するために、過酷な拷問を受け続けたといいます。

また、2003年に10人以上の容疑者が全員無罪を勝ち取るという志布志(しぶし)事件で逮捕された人の証言によると、捜査を担当した刑事は机を叩いて脅かす、恫喝するなどを朝から晩まで続けていたそうです。

挙句の果てには、家族の名前やメッセージに見立てた「そういう息子に育てた覚えはない」「早くやさしいじいちゃんになってね」などと書かれた紙を、取調べ中の容疑者に無理矢理踏みつけさせたといいます。

日本における勾留期間は最大23日間と、先進国の中では非常に長いです。

しかも、別件逮捕によって期間の延長も可能です。

警察に疑われれば、この制度によって延々と厳しい取調べを受けるかもしれません。

虚偽の自白をするケースがあるのは、そのあまりの辛さに起因しているのです。

参考 Incident and Mr. Hakamata

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