公安の秘匿主義とオウム真理教による事件の関係性
公安の秘匿主義が原因で事件になる?
国民の安全を警察が守るというのは、当たり前のことです。
しかし、ただ同じ警察組織の一部でも、公安の仕事は少し違います。
公安の目的は、「国家に対する犯罪」 を未然に
防ぐことです。
そのために、危険因子とみなされる思想犯や、テロを実行しそうな国内外の組織を監視し情報を集めます。
そして、目的を達成させるためには証拠を隠匿したり、事件を揉み消したりするという噂もあります。
中には「窃盗とは持ち物が他人に渡るだけのことで、国家の安全に影響はない」と考える公安捜査官もいるそうです。
さらに、公安と刑事部などとの大きな違いは、
各公安は警察庁の警備局と直接繋がっているということです。
これにより警察庁からの命令や指示は、直接地方の公安部署に届けられます。
つまり、公安内の情報は公安関係者だけが把握し、同じ警察であっても他の部署には伝わらないのです。
このために、大切な情報であっても、公安と他
の部署が共有することはありません。
その結果、未然に防ぐことのできた事件が発生
してしまったという例もあります。
オウム真理教による一連の事件は、公安の秘匿主義が原因で起こってしまったという考え方もあるのです。
参考 警察と公安の違いとは?公安警察になる方法はある?