ビタミンB7とビオチンは同じもの?不足するとどうなる?
ビオチン=ビタミンB7
ビオチンという栄養素はビタミンB7とも呼ばれ、レバー、あさり、ピーナッツ、卵などに多く含まれます。
生の卵白を大量に摂取すると、皮ふ病を発症することがわかっています。
ビオチンはその症状を防止する物質として、卵黄の中から発見されました。
アトピー性皮ふ炎や糖尿病の改善効果が認められ、治療に用いられることがあります。
腸内細菌によって作ることもできるため、通常の食生活で欠乏する心配はあまりありません。
しかし、副流煙も含む喫煙、飲酒、乳製品や生卵白をとりすぎると欠乏する可能性があります。
また、抗生物質を長く服用していると、腸内細菌が通常より減ってしまうので注意が必要です。
ビオチンはタンパク質を原料にコラーゲンの生成を行い皮ふ、粘膜、髪の毛などのツヤを保つ働きがあります。
なので欠乏すると皮ふ炎や脱毛、爪の変形、味覚障害、血糖値上昇などの症状が現れます。
参考 Biotin (vitamin B7) for hair growth: Uses, sources, health benefits