少年の身体に傷をつけて精液をすり込むキマム族

大人の精液を飲まされた少年たち

少年が大人になる通過儀礼をイニシエーションといい、多種多様な風習があります。

例えばニューギニアの高地に住むサンビア族の間では、少年に大人の精液を飲ませるという風習がありました。

サンビア族は、精子は体内で作られるのではなく大人から受け継がれていくものだと考えられていました。

精液を飲むことで、男性器が大きく育つと信じられていたのです。

少年たちは9~10歳に達すると、一人前の男になるために女人禁制の「男の家」に入ります。

そこで大人の男性器をくわえ、精液を飲まされるのです。

こうした風習は、ニューギニア島のいくつかの部族の間でみられました。

ニューギニア南西部に住むマリンド・アニム族の場合、口ではなくアナルセックスで精液が注ぎ込まれたといいます。

コレポム島に住むキマム族はそれに加え、鋭い竹のナイフで少年の身体に傷をつけ、その傷口に精液をすり込む方法をとっていたといいます。

ヤカイ族は特定の年上の男性と義兄弟、もしくは義理の親子関係を結び、その男性から精液の注入を受けていたようです。

これらは欧米の人類学者によって明らかにされて注目を集めましたが、近代化に伴い、現在では途絶えています。

参考 Sambia: Meet the tribe that drinks semen to turn boys into men

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