シャチは獲物をいたぶる残酷な遊びをする

シャチは獲物を海面に叩きつけて遊ぶ

海洋の最強生物の異名を持つ大型哺乳類、それがシャチです。

シャチはクジラの一種で、体長はおよそ6~9mです。

全ての歯は円錐状で、食いちぎることに特化されています。

また、約2mある背びれは獲物の殴打に使われるなど、極めて獰猛なつくりをしています。

その戦闘能力によるのか、シャチには他の動物には見られない奇妙な習性があります。

それは、捕えたアザラシやセイウチなどの獲物を投げ飛ばしたり、海面に叩きつけたりする行為です。

その姿は獲物をいたぶっているようにしか見えず、一説には子どもに狩りを教える目的があるといいます。

獲物を衰弱させることで、子どもが安全に捕獲の練習をできるようにしているわけです。

獲物にすれば踏んだり蹴ったりですが、目的はあくまで練習なので、エサにする必要がなければ獲物をそのまま放置することもあるそうです。

実際、シャチが一度捕えたアザラシを陸上に投げ戻した例や、シャチの噛み跡が多く残ったミンククジラが、生きたまま発見された例もあります。

獰猛なシャチの攻撃から逃れることは至難の業なので、最初から狩りの練習台だったとしてもおかしくはありません。

参考 15 Disturbing Facts About Killer Whales That Prove Their Name is Apt

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