ヒトラーを女性化しようとしたアメリカの組織
ナチスドイツを率いヨーロッパを席巻したアドルフ・ヒトラー
第二次世界大戦中、ナチスドイツの猛威を警戒したアメリカの諜報機関・戦略諜報局(OSS)は、ヒトラーを失脚させるべくある奇策を企てました。
それがヒトラー女性化計画です。
ヒトラーと言えば、声を張り上げ大きなジェスチャーで聴衆を煽る演説が印象的です。
その勇ましく雄弁な姿は、多くの民衆を熱狂させました。
しかし、もし彼の声がソプラノになり仕草も弱々しくなれば、権威も失墜するかもしれません。
そう考えたOSSは、強い女性ホルモン剤をヒトラーに投与するという冗談のような作戦を立案したというのです。
実は当時の精神科医らの間でも「ヒトラーには女性的気質が見られる」という分析がありました。
その根拠として、彼らはヒトラーが饒舌であることや、猜疑心が強く嫉妬深いことなどを挙げています。
現代の感覚ではそれが根拠になるのか疑問に思うところですが、OSSはこの分析をもとにして、一層の女性化を企んだといいます。
OSSはヒトラーが所有する山荘の使用人を買収し、野菜に薬剤を注入させるよう依頼しました。
しかひ、その後ヒトラーに特段の変化が見られることはありませんでした。
失敗の原因は定かではありませんが、この女性化作戦が功を奏していたら、 第二次世界大戦の戦況も変わっていたかもしれません。
参考 The 'bizarre' plan to turn Hitler into a woman