レタスに含まれる食物繊維は1%ほどしかない

一番食物繊維が少ない、が

昨今の健康食品には、「レタス○個分の食物繊維が含まれます」といったキャッチコピーがよく見られます。

食物繊維は、便通改善などに効果がある栄養素で、日本人に不足しがちだといわれています。

そのため、積極的に摂取するべきだと考える人は少なくないのではないでしょうか。

確かにレタスは、そのシャキシャキとした歯ごたえから、食物繊維が豊富な野菜と思われるかもしれません。

しかし、実のところはそのほとんどが水分で、100グラム中に含まれる食物繊維量はわずか1.1g。

1個分でも2.5gがいいところです。

1日に摂るべき食物繊維量は男性で約20g以上、女性で16g以上といわれているので、摂取目標を達成するには8個も食べる必要があるのです。

レタスが健康食品の宣伝文句に多用されるのは、食物繊維の含有量を多くみせるために過ぎません。

例えば、ゴボウは100g中に5.7gとレタスの5倍以上の食物繊維が含まれます。

しかし、もし同じ商品でも「レタス5個分の食物繊維」と「ゴボウ1本分の食物繊維」なら、手に取るのは前者の方ではないでしょうか。

参考 Dietary fiber: Essential for a healthy diet

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