発ガン性のある「落ちない口紅」の危険性とは?
発ガン性物質が唇に浸透する口紅
コーヒーを飲んだ後ベッタリとカップに跡を残すこともなく、中途半端に色が剥げた唇を指摘されることもなくなる。
そんな「落ちない口紅」が台頭してどれくらい経ったでしょうか。
しかし、便利さのあまり落ちにくい理由について、深く考える人は少ないのではないでしょうか。
口紅の含有物といえば
- タール系色素
- ブチルヒドロキシトルエン
- 合成界面活性剤
- 酸化防止剤
など、体に良くないとされる指定成分の宝庫です。
特に全12品目あるタール系色素は発ガン性のあるものが多く、危険性を指摘する医師は少なくありません。
しかも、口紅は口に塗るので、食事すると一緒に体内に入ってしまう恐れがあります。
食用が禁止されている成分も、身体の中に入ってしまう可能性があるのです。
それならやはり、口に入らないように落ちない口紅を使った方がいいと思ってしまいますが、それは誤りです。
落ちない口紅は、普通の口紅の成分に、超高分子アルギン酸が含まれています。
これが薄い膜を作り、唇の表面を覆うことで落ちないようになっているのです。
つまり、色をつけた後サランラップで保護しているのと同じで、長時間、酸化剤やタール色素をくっつけたままの状態といえます。
その間、これらの成分は唇の皮膚にジワジワと吸収されていきます。
口紅をつけっぱなしで日常を過ごすということは、発ガン性物質を自ら舐めている状態といえます。
自然に反した「落ちない」 メイクは、そもそも無理があるのかもしれません。
参考 Lipstick study opens up concerns about carcinogen