夫婦間でも無理に迫ると強姦になる!セックスレスとどう向き合うか
夫婦でも強姦罪は適用される
夫や妻に夜の営みを拒否されたことがある方も多いのではないでしょうか?
夫や妻だからと、力任せに性行為に及ぼうとするのは考え物です。
なぜなら、夫婦間でも強姦罪(現強制性交等罪)が成立する場合があるからです。
実際2007年、妻に対し強引に性行為を求めた夫が、懲役3年・執行猶予4年の刑を受けているのです。
本来、『法は家庭には入らず』の建前があり、『夫婦は互いに、性交渉に協力すべき一般的義務を負う』とした判例もあります。
しかし、性行為を遂げるために脅迫や暴力といった手段を用いれば話は別なのです。
上記の夫は妻と離婚協議中でしたが『セックスをさせなければ、働けなくしてやる』などと恫喝して行為に及んだのです。
このように、性行為に至るプロセスに社会通念上容認できない行為があれば、夫婦間といえども処罰の対象になります。
では、例えば『気が乗らない』などの理由でセックスを拒む妻に夫はどう向き合えば良いのでしょうか。
裁判所では明確には答えず『通常の婚姻関係が維持されていれば、 妻が夫を訴えることは考えにくい』としています。
とはいえ、夫婦円満のためには、互いに合意のもとでの性行為がベストなのは言うまでもありません。