半分獣で半分人間!ガチで行われている「キメラ」の開発

ガチで行われてる「キメラ」の開発

現在、多くの学者や宗教家から反対・非難を受けながらも、「半人半獣」を作るキメラ実験は研究者たちによって行われ、続々と驚くべき研究の成果が発表されています。

2003年には上海で人間の細胞をウサギの胚に注入する実験が行われ、人類史上初の動物と人間のキメラの胚が誕生します。

2004年には米ミネソタ州で「人間の血が体内に流れる豚」が誕生、2005年にカリフォルニア州で「人の脳細胞を0.1%含むネズミ」の誕生に成功しています。

さらには2007年、ネバダ大学の研究チームが、細胞レベルで見ると半分は人間の組織で出来ているという、完成度の高い人間と羊のキメラの開発に成功しました。

2014年には無数のヒト脳細胞を持つマウスまで誕生しています。

これらのキメラはアルツハイマーやパーキンソン病の治療に役立つとされ、キメラの内臓を人間に移植し、医学的に使用するのが実験を続ける究極の目的だといわれています。

しかし、新たなウイルスや奇病発生の危険性を唱える学者も数多くいます。

キメラ肯定派の研究者たちですらキメラの危険性については全くの未知数で、最大の注意が必要な実験であることを認めています。

これらの実験が人類を助けるか、新たな脅威を生みだすかは、恐ろしいことに、まだわからないのです。

参考 The five: chimeras created by science | Genetics

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