今後、人の寿命がわかるようになる?

血液検査で寿命がわかる?

人間だけでなく、動物全体にとって重大なことが血液でわかるといわれています。

それは、寿命です。

つまり、「その人がいつ死ぬか」が血液でわかってしまう可能性があるのです。

血液で寿命がわかる根拠が「テロメア」です。

テロメアは染色体の末端にある物質で遺伝子を保護する役目を持ち、細胞が分裂するたびに短くなっていきます。

つまり、年齢を経て細胞分裂の回数が増えるとテロメアも短くなるというのです。

テロメアが「ヘイフリック限界」なる基準を超えて短くなると、細胞は死んでしまいます。

細胞が損なわれると内臓などの機能は低下し、 最終的には個体の死にいたります。

これが「テロメアで寿命がわかる」という理論の根拠です。

テロメアを調べれば細胞の老化状況がわかることから、「老化時計」あるいは「細胞分裂の回数券」とも呼ばれています。

テロメアは細胞老化にかかわっているとされますが、細胞老化と個体老化の関係は明らかにされておらず 「テロメアを見れば寿命がわかる」と断言することはできません。

今後の研究によっては「寿命判断」が明確になるかもしれない、というのが現状なのです。

参考 Telomere

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